変態腕時計シリーズ①「リシャールミル トゥールビヨン ラファエル・ナダル」
変わった時計を紹介するこのシリーズ。
はじめました。
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性能
商品名:RM27-03 トゥールビヨン ラファエル・ナダル
発表年:2017年
ケースサイズ:47.77×40.30×12.75mm
ムーブメント:手巻きトゥールビヨン(Cal.RM27-03 )
駆動時間:パワーリザーブ約70時間
耐水:日常生活防水
推定市場価格:96,120,000円
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1.値段がエグい
見た目からしてだいぶ変わってるこの時計、ゾゾタウンの前園社長が月旅行の会見をしている時につけていたものです。
やたら目立つこの時計、いくらするんだろうとみんなが調べたんですねー。そして、仰天。ゾゾっとしたことでしょう!!!!,!!!!!(チラッ)
おそらくこの時計の知名度が上がった要因の1つになってますね。
にしても9000万円て。ONE PIECEの単行本2万巻くらいまで買える額じゃないすか。
2万巻くらいにもなるとルフィはたぶんギア7500くらいまで習得してるだろう。
ゴムゴムも覚醒しまくってジュピター風船みたいな感じ木星膨らまして敵にぶち込むくらいはしてるだろう。
ちなみにこれ、ナダル用に作られた、世界限定50本のモデルらしいです。
2.デザインがスゴイ
この時計をして変わっていると言わしめる一番の要素はこの見た目でしょう。
全身黄色づくめのこの時計は、ミツバチのような色合いですが、オレンジと黄色の縞々の部分は、どこかナダルの出身国スペイン国旗を想起させます。(無理やりさせるスタイル☆)
また、リシャールミルらしくメカメカしさも全開のデザインになってます。
同ブランドの言葉を借りると、「雄牛の猛々しい顔をイメージして作られたムーブメント」だそうです。
まあ平たく言えばドルトンってことか。
ギンギラの派手さを演出しながらも、不快さは全く感じない。さすがリシャールミルといったところでしょう。
3.ムーブメントがツヨイ
このモデル、世に言う三代複雑機構の一角、「トゥールビヨン」搭載機です。
トゥールルビヨンとは、「姿勢差によりムーブメントに生じる重力の偏りを均一化し、時刻ずれを防ぐ」機構のこと。
元々懐中時計用に開発されたのがこのトゥールビヨン です。
懐中時計は、ポケットに縦方向で入れたまま長時間持ち歩くことが多かったため、ムーブメントの同じ方向に重力がかかり続けていました。
これが時刻のずれを生んでいたのですが、「ムーブメント回転させればよくね?」と言うマリーアントワネット的な発想をした者がおり、なんとそれを現実にしてしまったのがトゥールビヨンなのです。
トゥールビヨンを搭載するだけで、腕時計に使われる部品数が数百個増えます。百円玉くらいの厚さのムーブメントの中にです。
これを作れる職人が世界で一握りしかいないというのも頷けますね。
4.手巻きンゴ
世話がやける相棒だぜ。
5.素材がスゴイ
リシャールミルの作る腕時計全般に言えることですが、時計界でも屈指の強度を誇ります。
航空機製造で使われる超高価な特殊合金などを積極的に取り入れているためです。
普通、トゥールビヨンなんて複雑な機構を搭載した腕時計はすぐぶっ壊れます。(たぶん)
まあ自分はトゥールビヨン搭載機は買えてないんでどのくらいすぐかはよくわかりませんが、聞く限りではスポーツ、例えばセパタクローなんてしようものなら粉砕!玉砕!大喝采!のようです。
しかし、この時計はこのような特殊素材を用いるだけでなく、対衝撃試験など幾重にも対策が施されており、「トゥールビヨン搭載機にして丈夫」を実現しています。
ちなみにこの強度を得るために特殊な素材を使っていますが、生体適合性については普通のステンレス等よりも高いそうです。
6.パワーリザーブがナガイ
なっがいですね〜〜。
7.まとめ
この時計、私も実物を見たことがありません。世界50本限定でもう完売してるとのことなので当たり前でしょうが。
いつかは間近で見たいなあと思います。