sleeping is dragonさん

機械式の良さ!クォーツではなく機械式を愛用する理由!

うで

d 「クォーツは機械式よりも丈夫で格安、おまけに時間の正確さもダンチ。アウトドアでも使える。機械式腕時計を持つ意味はないんじゃないか。」

 

「最近はソーラー電波時計も出ているし、さらにはスマートウォッチが台頭した。
アップルのスマートウォッチの売り上げがロレックスを抜いたことだし、機械式腕時計は今後必要なくなるだろう。」

 

そんな意見をよく見かけます。それはどうかな?

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じゃあ必要だというなら機械式の良さはなんなんでしょうね遊戯ボーイ??

納得のいく説明をしていただきたい!ところですが、そんな髪型の男にファッションの造詣があるとも思えないので代わりに私が説明します!


そんなこんなで今日は廊下の対面からくる人とのどちらが左に行くかの駆け引きに負けて正面衝突しましたので、機械式を使う意味について話したいと思います。

 

 

デザインの幅が広い

 


機械式時計はデザインの幅がダンチです。

 

ソーラー時計や電波時計は、その機能を持たせるためにある程度時計の仕様が固まってしまうため、どれも似たようなデザインになります。また、クォーツは機械式と比べてパワーが弱いため、何個も針を動かす力がありません。

 

対して機械式はその豪腕を活かし、様々な複雑機構を搭載することができますクロノグラフやレトログラード、ムーンフェイズ等ロマンのある機構で見た目的にも非常に「おしゃれ」なのです。

また、スケルトンと言って、文字盤を透明にすることで中を敢えて見せるようにするモデルも多々あり、デザインの幅は無限と言えるでしょう。

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家宝・形見になる

 


機械式時計は定期的にメンテナンスをすれば、100年でも動き続けます。(盛り気味)


 クォーツやソーラーの寿命はおよそ10〜20年程度でトイプードルと同じくらいだと言われており、形見として受け継ぐことはできません。

 

親から子へ、子から孫へ、孫から曽孫へ、曽孫へから曽々孫、曽々孫から曽々々(ryへ受け継ぐことができるのはとてもロマンがあることだと思いませんか?
腕時計以外で考えても、そこまで長く受け継ぐことができるものってほとんどないと思いますよ。
しかもそれを常に持ち歩くことができるのです。歴史をその身に背負える。
いつかその数百年分の歴史を全て背負って、この世界に戦いを挑む者が現れる..
お前たちは、いつか起こるその世界中を巻き込むほどの巨大な戦いを恐れている...
的な

 

車はまず無理。家も建築基準法に抵触。電子機器は故障。
陶器等は受け継ぐことができますが、持ち歩くことはできません。

 

資産になる

 


世の中にある時計の中で、高級時計と呼ばれるものはほとんど全てが機械式です。具体的には50万を超える値段の腕時計の95%は機械式時計でしょう。

 

また、機械式腕時計は上述の通り耐用年数がずば抜けていることもあり、資産になります。
高額な腕時計であれば、買値とさほど変わらない値段で売ることもできます。
とくに、最近はロレックスがすごい。資産価値が年々上がっており、ある程度の年数を持つことでキャピタルゲインが期待できるほどの状態です。

 

キャピタルゲイン・・・資産価値の高騰に伴い、買値よりも売値が高くなったことによって得られる収益のこと

 

また、雲上時計と呼ばれるブランドは購入後のアフターケアも手厚いです。そのブランドが潰れない限り永久保証を謳うメーカーもいくつかあり、資産価値が高まる1つの要因にもなっています。

 

話のタネになる

 


社会に出ると、大概話のタネに困ります。


学生の頃までは、アニメ好きならアニメ好きの人たちで、音楽好きなら音楽好きの人たちで、遊戯は城之内とつるんでいればよく、趣味等で接点がなければフェイダウェイすればいいだけの話でした。

 

しかし社会人ともなると、ジェネギャ全開の初対面のおっさんと話さなければならない。世代が違いすぎて会話が合わないことも頻発。おっさん世代からすれば、若者の趣味などわかるはずもない。

そんな時に腕時計は大変素晴らしい働きをしてくれます。(キラン)

 

ある程度歳を重ね、経済力にも余裕がある中高年世代は、腕時計をステータスとして持つことが多いです。また、役員クラスでキャッシュが多くなれば資産として腕時計を持つことも考えられる。

そんな感じで時計にこだわってる人に対して、いいお時計をしてますね、なんて褒めれば大抵嬉々として話し出します。
営業なんかはまずは打ち解けることが大事だったりしますし!

 

オーナーの立場や背景が推定できる

 


これはどちらかというと、機械式を買う意味と言うよりは時計の知識があることでって感じです。

 

スーツにGショックをしているサラリーマンがいたら、デスクワークだけでなく現場で作業を行うタイプの職種の人だと推定できる。


逆にHUBLOTのような派手な機械式時計をしたオフィスカジュアルの人であれば、時計に負担がかからない、つまりデスクワークが多い。加えて派手な時計をできるくらいなので、銀行マンや営業ではなく、メーカーなどの技術系に勤める人であろうと推定可能。

それ以外でも、実際に初対面の人と時計の話をすれば、「これは結納返しにもらったもの」、「会社で昇進した時の記念」などを話してくれることもあります。年齢やステータスがわかるわけですね。
普通年齢や階級などをいきなり聞いたら慇懃無礼なわけですが、自然と引き出せるわけです。

人間観察の1つの手段になるというのはまた違った楽しみ方の1つですね。

 

持ち歩ける数少ない工芸品

 


上でも軽く触れてますが、機械式腕時計は工芸品なんです。
機械式は不正確で壊れやすいので今後いらなくなる。なんて意見が出るのは、実用品と工芸品の区別がついていないためです。タッチとH2の違いがよくわかってないみたいなもんです。(わかってない人)

 

工芸品って色々ありますよね。


しかし常に身につけていられるものってなると激減するんですよ。
焼き物の壺を常に携帯してる人なんていませんよね。そんなことしてたら強欲な壺です。(ちょいうま)


職場のオフィス内にフェラーリで突入することもできません。(物理的には可能。劇場版名探偵コナン天国へのカウントダウンを参考)


たまにリビングからガレージが見えるように家を改造してる人もいますがやはり金銭的に現実的ではありません。

時間を知れるという実用的な面もありつつ、耐用年数がさも長いため、お気にいりの工芸品を長年持ち歩けるというのは唯一無二の利点だと思います。

 

世話が焼ける

 


機械式はゼンマイが解ければ止まります。
自動巻であれば着けてさえいれば動き続けますけれども、週末丸々着けなかったりすると、月曜には止まってます。
時刻合わせしなくちゃなりません。

 

また、装着したままカバディ、バブルサッカー、セパタクローをはじめとする激しいスポーツをすればまず壊れます。

また、ムーブメントの部品同士も摩耗をしてしまうので、3〜5年に一度ほどオーバーホールに出さなければいけません。(クォーツは7〜8年に一度)

 

機械式はクォーツに比べて手がかかるんですね。

 

これは短所であり長所でしょう。
お世話をしなければならない分、その一本に愛着がわくのは間違いありません。
まあそういう自分も手巻き式にはさすがに手を出せません(爆)

 

まとめ

 


ざっとこんな感じが機械式の魅力です。
クオーツとは買う目的が全然違うんですね。

 

ちなみにロレックスの売り上げがアップルウォッチに抜かれて話題となりましたが、ロレックスの売り上げは一切下がってません。むしろ堅調。
実用品と工芸品という違いがあるので、顧客層が全く異なるのです。

 

そんなわけで時計には色んな側面があるので、参考にしてもらえればと思います。

 

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「クオーツ」?「機械式」? 腕時計のムーブメントの違い

 

 

今日は会社に置いてある置き傘がついに5本目(うち折りたたみ傘1)となりましたので、腕時計のムーブメントの話をしましょう。

ムーブメントとは、腕時計を動かす機構のことを指します。
この機構は、実は大きく分ければ2種類しかありません。

・機械式
・クォーツ

です。

 

 

 

機械式


機械式時計の原理は、「ぜんまいを巻き、ぜんまいがほどける力を利用して歯車を動かす」
です。
歯の数が異なる歯車を複数組み合わせることで、1分で一周する針(秒針)、1時間で一周する針(長針)など、動きを制御してます。

 

機械式時計にはゼンマイの巻き方の違いから以下の2種類があります。
自動巻(時計を動かした際の重力の力により巻き上げられる)
手巻き(めっちゃ頑張って手で巻く)

 

歯車の組み方や、周辺部品を工夫することで、「日付表示」、「月の満ち欠け具合を表示(ムーンフェイズと呼ばれます)」等の複雑機構を搭載することも可能!

 

そういった機能は、組み方が難しく、部品の数も多くなるため、技術力のある職人しか作れません。価格も跳ね上がります。
1つの時計に数百個の部品が使われることも珍しくはない。

 

例:IWCのメカニカルムーンフェイズ搭載機

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クォーツ

 

 
クォーツ式時計は「電池によって水晶振動子を一定の周期で振動させる」ことで駆動します。

クォーツとはそもそも石英のことです。石英の主成分が二酸化ケイ素の鉱物。こいつの透明な結晶が水晶ですね。まあその辺で調べた情報なので自分で何いってるかわかんないんですけどね。

 

とにかく、電池で動くということで、機械式と異なり化学反応を利用しております。

Casioなんかの時計はほぼほぼクォーツです。

 

クォーツと機械式の違いまとめ

 語り出すと日がいくつあっても暮れまくりですのでざっくりこんな感じでまとめました。

 

  クオーツ 機械式
価格 非常に安い 高い
寿命 10〜20年程 50年以上
精度 月差±15 日差±15秒
耐久性 非常に高い 壊れやすい
資産価値 比較的低い 非常に高い
修理 難しい 容易
位置づけ 実用品 工芸品

 

「実用品のクォーツ、工芸品の機械式」

↑この認識が最も重要

 

寿命の関係もあり、クォーツは紙オムツみたいに使い捨て感覚、機械式は高級パンツみたいに一生モノあるいは形見になることが多いです。

 

正直に言うと、便利なのは圧倒的にクォーツですね。しかもめちゃ安いし。
中国製の時計なんかなら500円から買えます。じゃあ機械式なんかいらないのではないか?!と言う意見も出るかと思いますが、全くそんなことはなく、現にそう思っていない人が世の中には大量に蠢いているわけです。

 

わざわざ高い機械式を買う意味・意義については、別の記事で思う存分書き殴りたいと思います。

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